2024.07.24
北師美術館の『戰鬥之城・終』
台湾
今回の台湾滞在中、台北教育大学の北師美術館で開催されていた『戰鬥之城・終』が先週末で展示期間を終えるということで、行列覚悟で見にいきました。
若手アーティストの張立人さんの個展なのですが、5月から7月の会期で12万人を超える入場者を集めて、同美術館最高の人出を記録したとのことです。
北師美術館は小型の美術館なのですが、館長である林曼麗さんのユニークな発想もあって、注目を集める展示を企画してくれることでも知られています。
この展覧会は張立人さんが、台北に関する映像、模型などを使って、都市づくりが戦いであることを示すという内容。
台北の街角を緻密に再現した模型はいくら眺めても飽きず、角度を変えれば新しい発見がありました。
とにかくすご人気で、炎天下にもかかわらず美術館をぐるっと回って大学のキャンパスまで何百メートルもの行列ができていました。張さんはさまざまなアート関係の賞を受賞している期待のアーティストですが、常に新しいアイデアを出し続けてテーマや技法を更新していく意欲的な姿勢が注目されています。
次の個展が楽しみです。