一青妙 HITOTO TAE

Essay | エッセイ・ブログ記事

2023.09.19

第35回ツールドのと400〜Day3 9/18

石川県 自転車・ロードバイク

3日目:約140km 七尾(和倉温泉運動公園ヨットハーバー駐車場)〜金沢(西部緑地公園)

いよいよ最終日を迎えたツールドのと。
今日も!暑くなる予報ですが、午前は雨がちょっと降りそうなどんよりとした曇り空。

案の定、氷見に入る少し手前からパラパラしはじめ、結構本降りに。
それでも、1日目と2日目が暑すぎたので、みんなどこか雨を歓迎していた様子。私も、火照った体に雨が気持ちよくて、逆に早く走ることができました。

富山県の氷見から石川県の中能登町に入るのに、昨年は「荒山峠」という超激坂を通るルートでした。
目の前を走っている方が、きつい坂と暑さのためにパタンと倒れた場面が未だに鮮明に残っています。
今年は、多くの方が苦しんだ荒山峠を避け、迂回するような形で中能登町に入る新しいルートが設定されました。そのおかげで、距離は少し伸びましたが、辛さは半減し、結構楽に走れました。

本日のハイライトは、何と言っても”一青”のルーツのある「中能登町」の昼食会場。
昼食会場は、ちょうどスタートから半分の70キロを走ったところにある<道の駅・織姫の里なかのと>にあり、4種類のメニューから好きなものを選べます。
ところが、毎回、最後の方に到着していた私は、すでに売り切れメニューが多く、選択肢がなくて残念な思いをしてきたので、今回は頑張って飛ばしました。
結果、能登豚角煮丼をいただくことができました。お肉が柔らかくて美味しい!
中能登町の宮下町長をはじめ、役場のみなさんがお出迎えしてくださり、嬉しかったです。


昼食後は、ひたすら田園風景の中を疾走していくと、徐々に初日に通った景色が現れ、ゴールが近くなってきたことを実感。
内灘の県立自転車競技場でおいしいヨーグルトを食べれば、金沢は目と鼻の先です。

やっぱりゴールしたときの充実感は半端なく気持ちがいい!

ゴール前に立っていると、本当にいろいろな物語が見えてきました。
第一回目のツールドのとから今回の35回まで出場し続けていた方のゴールを見守る皆さん。
ママチャリで10回以上出場してきた強者のゴールイン。
小学生のお子さんを連れての親子ゴール。
健脚揃いの台湾チームのみなさんは、毎日先頭で余裕のゴール。

ワンデーイベントと違い、3日間一緒に走り続けてきたからこそ、結束力と友情が芽生えるのが、ツールドのとの最大の魅力だと、再確認することのできた最終日でした。

ゲストライダーにサポートライダー大会運営のみなさま、沿道で応援してくださったみなさま……本当にありがとうございました。
ツールドのと400を通して、能登半島を好きになってもらえら嬉しいです。
35回続いてきたツールドのと400の歴史がこれからも受け継いでいかれますように。

(訳あって、2日目は走れませんでした。その日のことについては、また後日アップいたします)


share