石川県台湾促進交流会として
昨年の秋に<石川県台湾促進交流会>が成立しました。
会の前身は、2013年に設立された石川県台湾華僑総会で、石川県内に暮らす台湾人が主体となり、日台交流を促進するための様々な活動をしております。
私も、石川県とのご縁から顧問となりましたが、東京を拠点としているため、なかなか参加することができず、会の様子をSNSで見るばかりでした。ようやく、理事長の陳文筆さんと一緒に、一青の故郷である中能登町や七尾市を訪れることができました。
まずは、台北駐大阪経済文化弁事所の向処長にお会いしました。
七尾市では「和倉温泉お祭り会館」を見学し、能登半島に受け継がれるお祭りの文化や歴史を学び、実際に綱を引く曳山体験も行いました。
「わっしょい!わっしょい!」
みんなで声を合わせて、まるで学生時代の運動会の綱引きのようで、大盛り上がり!
日台交流のシンボルのような存在である加賀屋に宿泊し、美味しい夕食を頂きながら、2千年も前から輪島に伝わる無形文化財の和太鼓『御陣乗太鼓』を観賞し、翌日は七尾市役所で茶谷市長を表敬訪問。
中能登町では、着物を改良し、高齢者でも障害者でも、誰もが着物を楽しめることをモットーに始まったプロジェクト『キモノールベース』を見学。
実際に車椅子に乗ったまま、着物を着せてもらう体験をし、本当に5分足らずで着ることができ、着物を着たくても、着ることを諦めた人たちの願いを叶えるられると確信しました。
中能登町の宮下町長とご一緒に「旬膳くつろぎ」で昼食。
130年明治の古民家を改築したくつろぎでは、女将の島さん特製の薬膳味噌や地域おこし隊の北村さんと南谷さんが旬の食材を使って、一生懸命作って下さった食事を頂きました。
「おいしい!どれも体に良さそうね」
とみんな笑顔です。
最後は、台湾・基隆市の成功中学と30年も交流を続けてきた中能登中学校の見学。
大学よりも素敵な食堂に、2つの体育館、柔道場、吹き抜けのエントランス、充実の図書館など、設備の素晴らしさに一同驚きっぱなしです。
私も、自分に子供がいたら、こんなすてきな学校で学ばせたい、と思いました。
中能登町の観光大使・石川県台湾交流促進協会顧問として、一週間に2度も石川県を訪れることができ、とても楽しかったです。
みなさん、本当にありがとうございました。