『GEORIDE HAKUSAN 2024』に参加して
11月2日に開催予定だった『GEORIDE HAKUSAN 2024』。
台風21号による風雨のため、ハーフコースに縮小しての開催を目指していたものの、当日朝から雨足が強くなり、残念ながら中止となってしまいました。
受付会場に集まったサイクリストたちは、繰り返される中止のアナウンスにしばし呆然。私の脳裏にも「せっかくだから走りたいけど、この雨の中を走ったら危ないかも……」という思いが交錯しました。
中止が決まったあとも、とってもかわいらしい大会ゲストの”愛 あむさん”と”あっちゃん”さん、日本語の先生・yukaさんと一緒に、参加予定者の皆さんと記念写真をとったり、エイドステーションで配布予定のおにぎりやシフォンケーキ、豚汁などを配ったりして、白山での自転車交流を楽しみました。
実行委員会の方々は断腸の思いで中止を決断されたに違いありません。やはり安全が最優先。
次の大会につながったと思うようにしました。
このイベントには、台湾のTaiwan Cyclist Federation (中華民国自行車騎士協会)から来てくださった参加者が4名います。
せっかくなので、バスに乗って実行委員会がイベントコースの案内をしました。
実は2022年の10月に、地元のサイクリストの方々の案内で、大会コースの一部を走ったことがあります。
その時は晴天に恵まれ、青空の元、霊峰白山を眺めながら、手取川沿いに沿ってペダルを回し続け、綿ヶ滝、白山比咩神社などに立ち寄り、サイクリングを満喫することができました。
日本酒好きにはたまらない『萬歳楽』や『菊姫』『天狗舞』を作っている白山市。スタート会場は、おそばが美味しく、発酵の町として知られる鶴城町です。
『GEORIDE HAKUSAN 』の魅力を十分に伝えることのできない天候でしたが、北陸新幹線の延伸に伴い、2023年3月にオープンしたばかりの体験型施設「トレインパーク白山」では、眼下を通りすぎる新幹線のスピードに圧倒され、みんなで記念撮影などを行い、日台の交流を深めました。
石川県のサイクリングイベントには、毎年9月に3日間かけて能登半島をぐるっと一周する『ツール・ド・のと』があります。
今後、もう一つの石川を代表するイベントとして『GEORIDE HAKUSAN』が定着するよう願っています。
これからは毎年5月の開催予定となります。
2025年5月にまた会いましょう——そんな声を掛け合いながら、笑顔で手を振って見送りました。
朝早くから警備にあたって下さった方々、サポートライダーの方々、スタッフの方々、実行委員会の方々……皆さん、本当にありがとうございました。能登が元気になりますように——これからも、自転車という「接着剤」つながったみんなの思いを届けたいと思います。