一青妙 HITOTO TAE

Essay | エッセイ・ブログ記事

2024.05.15

水でつながる豊岡と石川と台湾

講演 石川県 日本

5月8日は、台南に烏山頭ダムを建設した八田與一さんの命日。
台湾では墓前祭が行われましたが、日本では兵庫県の豊岡市で映画『パッテンライ!!〜南の島の水ものがたり』の上映会が開かれました。

”夢をあきらめない!水を治めた土木偉人がつなぐ兵庫県豊岡市から八田技師の故郷・金沢市、そして台湾へつなぐ”イベントを考えたのは、映画の企画者である緒方英樹さん(現・アメノヒボコ土木サロン理事)。
台北駐大阪経済文化弁事処の洪処長はじめ、芸術文化観光専門職大学、但馬技術大学校、豊岡総合高等学校の生徒さんなど250名以上が集まり、中には金沢や大阪からお越し頂いた方もいらっしゃいました。

久しぶりに映画『パッテンライ!!〜南の島の水ものがたり』を見たのですが、年を重ね、台湾や石川との繋がりが深くなった私は、以前とはまた異なる感動を映画から受け、改めていい作品に参加することができ、本当に幸せだと思いました。

上映後、映画で八田與一さんの奥様である外代樹さんの声を演じることになった経緯や、台湾との繋がり、先日行った氷見から能登半島を自転車で走った”復興応援ライド”のことなどをお話しさせて頂きました。

初めての豊岡市。東京から5時間半くらい——台湾往復できるかも?!などと考えながら新幹線からきのさき号、こうのとり号と乗り継ぐと、川に沿って列車は進み、緑は深くなり、水を張られた田んぼが続き、なんともいえない幽玄な景色が広がっていました。

パッテンライで繋がった豊岡市とのご縁。書籍は完売し、売り上げは全て能登半島への義援金と致します。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

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