チャレンジ!World Masters Games2025 Taipei Taiwan~3
World Masters Games2025女子ロードレース40km 無事完走!
「大丈夫?」「生きてる?」「どうだった?」——などなど、昨日結構心配の声をいただいたのですが、大丈夫です!
少しレースの詳細を書くと……私が出走したシルバーグループは、ヒルクライムの直前まで先導と両サイドにバイク、最後尾に車両班がつき、時速25キロ〜30キロ前後で最初の海岸線約15キロを走行しました。万一パンクなどのメカトラブルがあった際には、予備タイヤと交換後、また全員で出走との説明があるほど、選手を手厚く守ってくれます。
海岸線の向かい風が強烈で苦しんでいると「前の人にくっつきなさい」「ギアをもうひとつ重くして」「もう少し前傾になりなさい」などと横についてくれたバイクのおじさんから随時的確なアドバイスが聞こえてきます。
まるでプライベートレッスンのよう!
ヒルクライムスタート区間に入った後は、いよいよ本格的なレース開始となり、飛び出す人はぐんぐんと登っていき、遅い私は置いてきぼり。沿道の立哨の方々の「加油!」の励ましに「ありがとう!」と答えると、「がんばて!」と返してくださり、力をいただきました。
800メートル上るのですが、半分くらいのところから雨が降り始め、霧の立ち込める真っ白の世界となり、なかなかハードな環境となりました
ゴールしたときはプールで泳いだ後のようでしたが、不思議と爽やかで最高な気分!
雨風が増す中の下山は危険だということで、ゴール後は車の屋根にバイクを載せて、みんなでスタート会場に戻ってきました。
スタートの1分前までどのグループで出走するか変えられたり、途中でコンビニに入っていく人もいたりと、台湾ならではの雰囲気かもしれませんが、人生初レースが台湾でよかった。
一緒に登ってきた70代のカナダ人の方も「いろいろなところで走ってきたけれども、台湾がいちばん!」と絶賛していました。
ちなみにこの方、70代のカテゴリーの2位で、2年後の日本にもいらっしゃる予定です。
そして肝心の結果は……メダルにはとどかず、+55のグループで6位でした。(全部で何人かは聞かないでください(笑))世界の壁は厚い。
でも、世界6位を誇りに、2年後の関西開催に向けて精進したいと思います。
中華民國自行車騎士協會の何秘書長、たくさんの写真を撮ってくださってありがとうございました。