台湾×愛媛 交流サイクリングバスツアー
<台湾×愛媛 交流サイクリングバスツアー>
今回のツアーは、愛媛県庁の東京事務所が、東京近郊在住の台湾の方を対象に、愛媛観光の魅力をもっと知ってもらうことを通じて、しまなみ海道や四国一周のサイクリングにチャレンジしていただくために企画されたものです。
事前準備として、この夏には都内で説明会を開きました。
魚や野菜など愛媛の美味しい食材を使った料理を食べながら、四国一周サイクリングPR大使の私から、しまなみ海道や四国一周を自転車で巡ることの楽しさや見どころについて話し、さらには愛媛県庁の方からも、愛媛県の観光スポットなどについての紹介があり、そのときの参加者の中から実際にツアーに応募して下さった方々が多いです。
<1日目>自転車走行距離約60km
自転車走行距離約60km愛媛県・松山~(バス)~北条・道の駅ふわり—(自転車)—星野浦海浜公園—(自転車)—サンライズ糸山(昼食)~(バス)~生口島・多田羅しまなみ公園—(自転車)— 道の駅・伯方—(自転車)—サンライズ糸山
ツアーの初日は松山空港で参加者の皆さんと待ち合わせて、バスに乗って北条・道の駅ふわりへ。
ここでレンタサイクルのE-BIKEのフィッティングを行い、走行チェックを行います。
事前に都内のジャイアントストアで試乗体験をした人もいますが、「今日が初めて」という人もいて、サポートライダーから安全な乗り方をレクチャーしてもらいました。
だいぶ慣れてきたところで、ヘルメット、手袋、ウォーターボトルなどを準備して、3班に分かれていざ出発!
まずはしまなみ海道を中心にペダルを回していきます。
来島大橋、多々羅大橋を渡り、瀬戸内海の美しさを満喫。
しまなみ海道のメインルートで一番きつい大島の宮窪峠も制覇しました!
途中の休憩ではスタッフの方が四国銘菓を準備してくださっていたので、ついつい長居してしまい、本当は夕日を見ながら来島海峡を渡る予定が、すっかり陽は沈んでしまい、ナイトサイクリングになってしまいました……。
それでも、ライトアップされた橋を渡ることができ、これはこれで綺麗で良い思い出となりました。
1日目はしまなみ海道を中心に約60kmを走りました。
いつも走っているロングライドより距離は短いのに、朝起きたら結構足にきていることが判明……。脚力ないのにE-Bikeについて行こうと頑張ったからでしょうか。高いところにかかっているしまなみの橋を走る際に登らなくてはならない坂も地味にきつい。
弱気な私とは裏腹に、台湾の皆さんは元気いっぱい。普段マラソンをしている人が多く、朝イチでホテルから今治城周辺を約10キロ走ってきたそうです。
2泊3日のツアーではもちろん1000km全部回ることはできないため、バスに乗りながら“四国一周いいとこ取り“で進んでいきます。
これには、四国一周のハイライトを何箇所か回り、その後の”本当の“四国一周に繋げてもらいたい、という願いが込められています
2日目の午前は愛媛県の今治からバスに乗り、一気に高知県の四万十を目指します。
港の見える今治から南下していくと山間部に入り、両側の景色がずっとみどり色になりました。高知県の県土の約8割が森林で、日本一の森林率であることを実感させられます。
紅葉にはまだちょっと早いのが残念ですが、昼食を食べ、本日のライドに出発!四万十川にかかる沈下橋をみんなで渡り、ドローンで撮影まで行いました。
ちなみに、全国にある約400の沈下橋のうち、60以上が四万十川流域にあるようです。四万十川流域に暮らす人々にはなくてならない生活道ですが、観光スポットとしても人気が高く、みんなで楽しみました。
夕方からは雨予報が当たってしまい、参加者はバスか自走かを選んで内灘駅を目指します。
雨のサイクリングは道が滑りやすく、ブレーキも効きにくいので、いつも以上に神経を使います。それでも自走を選ぶ人もいて、「こんな経験は滅多にできない!」とみんなカッパを着て笑顔でサイクリングを楽しんでくれました。
バス組もすれ違うときに中から手を振ってくれたり、写真を撮ってくれたりとチームワークばっちり。
下灘駅では、ちょうど愛媛県の海沿いを走る観光列車「伊予灘ものがたり」が停車していて、カメラを向ける人だかりができていました。
私たちはお揃いの四国一周のサイクリングジャージを着て記念の一枚をパチリ!
晴れていれば伊予灘に沈む夕日が美しく、何時間でも眺めていたい場所なので「また改めて来ようね」と約束をして、ゴールの道の駅・ふたみまでラストスパート。
伊予鉄がサイクリングを楽しみたい人のために開発した「サイクリングアイランド四国号」と一緒に、四国のサイクリングルートを知り尽くしたサポートライダーによる引率と、サポートカーの帯同で、本当に安心安全で楽しい2泊3日の旅ができました。
また、全員が四国一周に向けてエントリーを済ませており、四国内29カ所の道の駅をチェックポイントにしたオリジナルスタンプラリーシートを手に、3年以内に四国一周を達成すれば、愛媛県自転車新文化推進協会から「完走証」と「バックル」がプレゼントされます。
今回参加してくださったのは、主に東京在住の台湾人の方ですが、中にはわざわざ台湾から飛んできてくださった方もいらっしゃいました。年齢も20代から60代までと幅広く、定期的にサイクリングをしている人から、普段はマラソンしかしない人、さらには運動習慣がない人もいたりしたのですが、全員「必ずまた来たい!四国一周したい!サイクリングしまなみで走ってみたい!」と言ってもらえるツアーになったこと、四国一周サイクリングPR大使として本当に嬉しく思います。
サイクリングを通じて、今回も「友情・生きがい・健康」が生まれました。
ご参加いただいたみなさま、スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。