2021.09.26
台湾の果物〜蓮霧(ワックスアップル)
台湾
食
このフルーツ、見たこと、食べたことありますか?
台湾ではポピュラーな果物で、中国語読みで「リィエンウー」となりますが、台湾語読みの「レンブー」の方が浸透している気がします。
最近、中国が台湾からの輸入を禁止したことでニュースになり、知った方も多いのではないでしょうか。
マレー半島を原産地として、亜熱帯から熱帯気候の国で生産されていますが、日本では沖縄県で栽培されているとか。(残念ながら、私は沖縄で見かけたことがない……)
そのまま丸かじりで食べることができ、シャリシャリとした食感。水分を多く含んむ優しい甘さは、やはり暑い気候の地域で美味しく感じられるのかな、と思います。ちなみに、はっきりとした味ではないので、あんまり好きじゃない、という人もいるそうです。それから、お漬物にしたり、サラダに入れたりして食べる人もいるとか。
でも、私にとっては、やっぱり台湾を思い出す大切な味。まだ上手に包丁を扱えなかった子供の頃、洗ってかぶりつくことができた大好きなフルーツです。
蓮霧の最大の産地は、台湾の最南端にある屏東県。なんと、屏東県の枋寮駅のコンコースや待合室の椅子は蓮霧そのもの!
台湾パイナップルに続いて、日本に輸入されないか期待したいところですが、保存方法や販路の問題などがあり、実際はそう簡単にはいかない様子。
蓮霧はこれからが旬。見た目が赤い色から少し黒っぽいもの、黄緑色のものなどがあり、種類も黒珍珠蓮霧、黒糖芭比蓮霧、白翠玉蓮霧、皇家蓮霧、香水蓮霧などと豊富で、それぞれ味が違います。
新型コロナの影響で、昨年に続き、今年も食べることは叶いそうにもないのが残念でなりません。
機会があれば、ぜひ皆さんも色々と食べ比べてみてください!